どうも、黒井みなみ(@961373)です。
小説やラノベの「プロットの書き方が分からない!」というあなたに、ぼくは「アウトラインプロセッサ」というタイプのソフトをおすすめします。
プロットを書くなら「アウトラインプロセッサ」で
アウトラインプロセッサ(outline processor)とは、コンピュータで文書のアウトライン構造(全体の構造)を定めてから、細部を編集していくために用いられる文書作成ソフトウェア。 アウトラインプロセッサ – Wikipediaより
とくに長編の場合、まず最初「大まかなストーリーの構成」を決め、それから「それぞれの章やシーンを掘り下げていく」というプロセスで小説やラノベを作っていきますよね。
そこで役に立つのが「アウトラインプロセッサ」です。
上の画像は「PC版のWorkFlowy」です。
アウトラインプロセッサでは上の画像のようにひとつひとつの要素を「箇条書き」にすることができます。
この「箇条書き」に「親子関係」を持たせることで、ストーリーの構成をより「階層的」かつ「視覚的」に管理することができます。
それがアウトラインプロセッサの一番の魅力ですね。
たとえば「桃太郎」だったら?
童話「桃太郎」を例にとり、アウトラインプロセッサで「プロット」を書いてみましょう。
まずはストーリーの「キー」となる部分だけを書きます。
こんな感じ。
まず「全体の流れをなんとなく把握できるストーリーライン」を決め、次にいま書いた「大雑把な物語」の「間のシーン」を書き入れていきます。
こんな感じ。
アウトラインプロセッサでは「箇条書き」にした「ひとつひとつの要素」に、あとから「親子関係」をつけたり「順番」を入れ替えたりすることができます。「とりあえず書いておいて後で整理する」ことができるんですね。
アウトラインプロセッサでのプロットの書き方
アウトラインプロセッサでの「プロットの書き方」には「3つのステップ」があります。順を追って見ていきましょう。
1.大まかなストーリーの構成を決める
この作業がプロット作りの「スタート地点」です。アイデアを練り、膨らませて、この場所に立つことから創作が始まります。
まずあなたの書きたい小説やラノベの物語を、あなた自身が最初から最後までおおざっぱに把握する必要があります。
この工程を無視していきなりプロットを書くと、必ずどこかで「行き詰まる」か「破綻」します。
2.シーンを追加していく
ステップ1で作った「大まかなストーリーの全体像」に「そのストーリーを成り立たせるために必要なシーン」を書き足していきます。
ここで「アウトラインプロセッサ」の強みが発揮されます。
アウトラインプロセッサなら「とりあえず書けそうなところから書く」ことができるんです。
とりあえず書けそうなところから書き、あとから「整理」すればいい。アウトラインプロセッサは「頭の中のごちゃごちゃ」をすべて受け止めてくれるんです。
だから「とりあえず」思いついたシーンやアイデアをどんどん書いていきましょう。
3.考える!
ステップ1と2は「足す作業」でしたが、ステップ3ではそこから「減らす作業」をします。「意味」のないシーンを「えいや!」と削除してしまいましょう。
ここでは「その作品で何がしたいのか」や「このシーンで何がしたいのか」ということを常に意識して、目的が明確でないシーンを削除します。
また「シーンの順番を入れ替える」こともこの工程における作業のひとつ。シーンの順番を入れ替えて、もっともおもしろくなる順序を考えてみましょう。
無料で使えるアウトラインプロセッサ
最後におすすめの無料で使えるアウトラインプロセッサを紹介して終わります。
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コメント
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これなら、Wordのアウトライン機能で十分だね。