プロットの書き方:小説やラノベのプロットの書き方を5ステップで

プロットの作り方

MBA-書いている

小説やラノベを書いてみたいけど「プロットの書き方」が分からない!

ネット上でも「小説の書き方」を解説している記事はあれど「プロットの書き方」まで解説しているページは少ないですよね。

ということで今回は「小説やラノベのプロットの書き方」と題して、小説やラノベのプロットの書き方(作り方)について順序立てて説明します。

小説やラノベのプロットの書き方

仕事道具

まず「小説やラノベのプロットの書き方」をざっくり紹介します。プロットの書き方は大きく分けて5つのステップがあります。

プロット作りの手順

  1. アイデアを出す(構想を練る)
  2. 主要人物の設定を作る
  3. 一直線のプロットを作る
  4. プロットポイントを考える
  5. シーンの作成と削除

 

ひとつ注意してほしいのはこのプロットの書き方はあくまでも「ひとつの書き方に過ぎない」ということ。

どうかこのプロットの書き方を鵜呑みにせず、自分なりの書き方を確立していく努力を怠らないよう気をつけてくださいね。

それでは5つのステップをひとつずつ見ていきましょう。

1.アイデアを出す(構想を練る)

電球

この作業はパソコンを使うよりも「紙とペン」で行うほうが効率が良いかもしれません。

アイデア出しの極意は「日常」にあります。いつでもどこでも「バカらしい思いつき」を次々に記録していくこと。

 

また可能なら「バカらしい思いつきをアイデアとして成立させるための作業(多くの場合は「具体化」「細分化」すること)」をたて続きに進行させてください。

つづいて構想を練る(アイデアを膨らませる)ときには「アイデアを分解しもう一度かたちを整えてやる」ことが大切です。

アイデアを出し構想を練るためのコツ

  • アイデアを出す:バカらしい思いつきでも記録すること
  • 構想を練る  :アイデアを分解し再構築する

 

「アイデアを出す」ことと「構想を練る」ことは「たて続けに」行いましょう。そうすることで「情熱」が途切れることなくスムーズに小説やラノベの外郭を創り上げることができます。

2.主要人物の設定

男性-後ろ姿

主要人物、とくに主人公の「3つの設定」を作りましょう。「主人公の3つの設定」が小説やラノベのプロットの基盤となります。

主人公の3つの設定

  1. 欲望:こうなりたい・これを達成したい
  2. 動機:どうしてそうなりたいのか
  3. 変化:最終的に主人公はどう変化するのか

 

まず上の「主人公の3つの設定」を作り、それを元に「一直線のプロット」を書きます。

3.一直線のプロットを作る

まっすぐな道

本格的なプロット作りの前に「一直線のプロット」を作ることでいち早く「物語の全体像」を把握することができます。

一直線のプロット

こんな主人公が、
色々なことを経験して、
こういうふうに変化していく話。

 

詳しく説明すると・・・

「こんな主人公が」の部分には「主人公の基本的な設定(性格など)」と主人公の3つの設定から「欲望」と「動機」が当てはまります。

つぎの「色々なことを経験して」にはプロットのなかで起こるさまざまな事件や出来事のことです。この段階ではまだ細かく考える必要はありません。

最後の「こういうふうに変化する」の部分には、主人公の3つの変化で設定した「変化」が当てはまります。

 

ちょっとした例を挙げましょう。

主人公に「小説家になりたい」という「欲望」を与えたとします。主人公は小説家になりたいのであって「今はまだ小説家ではありません」よね。

だから「変化」の部分には「小説家になる夢を叶える」あるいは「小説やラノベを投稿してみる」といった設定が与えられます。

だから・・・

「小説家になりたい主人公が」
「色々なことを経験して」
「小説家になるという夢を叶える」

というお話になりそうですね。

 

こんなふうに「一直線のプロット」を作ることで「なんとなくこんな話になるよ」という「物語の全体像」をつかむことができます。

4.プロットポイントの設定

POINT

プロットポイントとは「物語の契機(転換点)となる地点」のことです。ステップ2と3で作った「主人公の3つの設定」と「一直線のプロット」があれば簡単ですよ。

「主人公の3つの設定」で考えた「欲望」「動機」「変化」の3つは、そっくりそのまま「プロットポイント」となります。

3つのプロットポイント

  1. 主人公の「叶えたい欲望」が明らかになるシーン
  2. 主人公に「動機付け」が行われるシーン
  3. クライマックス(最終的に主人公がどう「変化」するか)

 

先述した「小説家になりたい主人公のお話」を例に取るなら・・・

  1. 「小説家になりたい」ということが明らかになる
  2. 「どうして小説家になりたいのか」ということが明らかになる
  3. 「新人賞受賞!」というクライマックス

 

プロットポイントは「主人公の3つの設定」をそのまま使うだけじゃなくて、新たに「こういう出来事があって主人公はこんなふうに変化する」など設定してみてください。

5.シーンの作成と削除

映画-撮影

まず「ステップ4」で作った「プロットポイント」となるシーンをより「具体的」にします。

つづいて「プロットポイントとなるシーン」の間を埋めるようにひとつ、またひとつと「シーンを作成」していきます。

また「不要」と思われるシーンを「削る」作業もしましょう。

ここで「試行錯誤」した分だけおもしろい作品になるといっても過言ではありません。

シーンの作成と削除のポイント

ここでのポイントはあくまでも「仮」であることを意識すること。シーンの順番を入れ替えたり、シーンそのものを書き換えたり削除したりすることを恐れずに!

 

プロット完成!

逆光-ジャンプ

以上5つのステップを経て小説やラノベのプロットは完成します。

小説やラノベのアウトラインの書き方について詳細に解説している一冊。おすすめです。

関連:プロットの書き方:プロットは「アウトラインプロセッサ」におまかせ!
関連:プロットの書き方が分からない人は「カード」からはじめよう!カードを使ったプロットの書き方

コメント

タイトルとURLをコピーしました