小説の書き方 4つの基本ルールとは?

小説の書き方

小説の内容にルールはありません。どんなものを書いても、それが面白ければ読まれ、面白くなければ読まれない。それだけです。

しかし、小説の「書き方」には基本的なルールがあります。

小説やライトノベルの新人賞に応募される作品の8割は「基本的な小説の書き方さえままならないものだ」と言われています。

あなたの小説は、きちんと基本ルールにのっとって書かれていますか?

このページでは、小説の書き方の基本とされる4つのルールを解説します。小説の書き方を知らない方はもちろん、すでにご存知の方も、このページを読んで今一度おさらいしてみてはいかがでしょうか。

小説の書き方 4つの基本ルール

小説の書き方には4つのルールがあります。

残念ながら、小説やライトノベルの新人賞に応募される作品の8割は「基本的な小説の書き方さえままならないものだ」と言われているので、基本ルールをしっかりと確認しておきましょう。

小説の基本ルール1:段落の一字下げ

小説の基本ルール、1つ目は「段落の一字下げ」です。

新しい段落が始まるときは、最初の一文字目に全角スペースを入れて「一字下げ」をします。

古典など一部の作品では「段落の一字下げ」が行われていないものもありますが、現代小説においては段落の最初に全角スペースを入れるのが一般的です。

以下に「段落の一字下げ」の例を示します。

太郎はハッとして我に返った。

 太郎はハッとして我に返った。

段落の始めに全角スペースを入力して「一字下げ」を行うと、文章のかたまりが分かりやすくなるので、小説がぐっと読みやすくなります。

横書きのネット小説では「段落の一字下げ」を行わないということもあります。

小説の基本ルール2:かぎかっこの「閉じ」の直前に句読点を置かない

こちらも一部の古典には該当しませんが、やはり現代小説においては「かぎかっこの『閉じ』の直前には句読点を置かない」のが一般的です。

「おはよう。」

「おはよう」

このように、かぎかっこの「閉じ」の直前に「、」や「。」は不要です。

「!」や「?」などの記号については、かぎかっこの「閉じ」の直前にも使用することができます。

「おはよう!」

いっぽう、「閉じ」の直前でなければ、自由に句読点を使うことができます。

「おはよう。調子はどう?」

小説の基本ルール3:記号の直後に全角スペースを入れる

記号を使った直後には全角スペースを入れるようにしましょう。

ただし、このルールには例外があります。

それは「かぎかっこ」の「閉じ」の直前に記号を使った場合です。その場合、全角スペースは不要となります。

「なんだって?そんな馬鹿な! 」

「なんだって? そんな馬鹿な!」

上のように、原則として記号の直後には全角スペースを入れますが、かぎかっこの「閉じ」の直前に記号を使用した場合には全角スペースは不要です。

小説の基本ルール4:三点リーダとダッシュは2つ繋げる

小説ではしばしば「……」や「――」のような記号が使われます。この記号は、それぞれ「三点リーダ」と「ダッシュ」といいます。

……(三点リーダ)
――(ダッシュ)

小説の中でこれらの記号を使用する際には、必ず「2つ繋げて」使用します。

「なんだと…、そんな馬鹿な―」

「なんだと……、そんな馬鹿な――」

三点リーダやダッシュを効果的に使うと、文章(台詞)にメリハリが出来ます。その場の雰囲気や登場人物の心情を簡単に表現することができますが、使いすぎには注意が必要です。

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小説の書き方 4つの基本ルール まとめ

  1. 段落の一字下げ
  2. かぎかっこの「閉じ」の直前に句読点を置かない
  3. 記号の直後に全角スペースを入れる
  4. 三点リーダとダッシュは2つ繋げる

以上4つが小説の書き方の基本ルールです。

これらのルールは「必ず守らなければならないもの」ではありませんが、現代小説においては「ベターな」書き方と言えます。

小説やライトノベルの新人賞に応募する場合には、審査をする方に小説を読んでいただくことになります。なるべく基本的な書き方を守り、読みやすい小説を作りましょう。

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